【S3最終867位 レート2014】展開セグカミコノヨ

初めまして、マイルと申します。

8世代以前もポケモンのランクマッチは時々やっていましたが、9世代のポケモンのランクマッチは今月の途中から始めて、最終3桁順位&最終レート2000↑を達成できたので、記念に記事として残しておこうと思います。構築記事を書くのは初めてなので拙い部分もあると思いますが、温かい目で見ていただけると幸いです。

それでは構築を紹介します!

 

【構築経緯】

 リアルが忙しくて2月の中旬にようやくポケモンができるようになり、周りの人よりもテラスタルも含めた環境の理解が確実に遅れていると感じたので、当時環境の中心として台頭していたセグカミラッシャ@3の構築を試しに使ってみたところ使用感が良く、順調に順位を上げることができた。しかし最終日が近くになるにつれセグカミラッシャへの露骨なメタが激しくなり、4桁前半で順位が停滞してしまった。

 そこで、使っていた構築の中でも性能が抜けていると感じたセグレイブハバタクカミの2体から構築を組み直すことにした。

 この2体を強く使うには対面的に動かしたほうが良いと感じたためステルスロックと組み合わせることにし、ステルスロック撒きとして最も強そうだと思ったオボンコノヨザルを採用。また対面的に動くことを想定し、セグレイブは気合いの襷型、ハバタクカミは耐久振りの拘り眼鏡型とした。(ここまでで8世代の禁伝2体ルールのランドバドザシのようなイメージ)

 次にキョジオーンを始めとした受け構築対策兼電気技の一貫切りとして、隠密マントガブリアスを採用した。

 そしてセグレイブとハバタクカミをそれぞれ受けてきてガブリアスでも崩せない、ジバコイル+ヘイラッシャのようなタイプ受けサイクルを優秀な技範囲で破壊できるブーストエナジーテツノドクガを採用。

 最後の枠は地面技の一貫切りとしてカイリューウォッシュロトムを採用していたが上記の5体と上手く噛み合っている感じがしなかったので、地面技をタイプではなく数値で受けることができステルスロックとも相性の良い残飯欠伸ヘイラッシャを採用したところ、結果的にセグカミラッシャの並びを相手に強く意識させることができ、勝率も上がったのでこれで構築を完成とした。

 

【コンセプト】

ステルスロックを撒き、セグレイブとハバタクカミの対面性能の高さで勝ち切る

・相手のセグカミラッシャ対策を選出画面である程度予想し、選出やプレイングに反映させる

 

【個体解説】

 

セグレイブ@気合いの襷

特性 : 熱交換

性格 : 意地っ張り

テラスタイプ : ドラゴン

実数値 : 191(4)-216(252+)-112-×-106-139(252)

技構成 : 巨剣突撃 地震 氷の礫 剣の舞

 

 物理エースの龍。威力120の巨剣突撃、先制技、剣の舞と気合いの襷の相性が非常に良いと感じた。突撃チョッキ型を使っていた際はタイプの弱さからテラスタルを強要されるのが弱いと感じていたが、気合いの襷型だとテラスタルを切らなくても十分強いのが使いやすかった。もちろんテラスタルを切っても強く、ドラゴンテラスA+2巨剣突撃の火力は凄まじかった。

 

ハバタクカミ@拘り眼鏡

特性 : 古代活性

性格 : 臆病

テラスタイプ : フェアリー

実数値 : 145(116)-×-76(4)-165(76)-163(60)-205(252+)

技構成 : ムーンフォース シャドーボール マジカルフレイム サイコショック

 

HB-特化珠ミミッキュの影打ち最高乱数以外耐え

HD-臆病ハバタクカミのフェアリーテラス眼鏡ムーンフォース最高乱数以外耐え

S-最速

C-余り

 

 特殊エースの神。ステルスロックと合わせることで火力の方は申し分ないので、ある程度の行動保証とミラーを意識した調整にした。ほとんどムーンフォースシャドーボールしか撃たなかったので、マジカルフレイムやサイコショックの枠は、終盤流行していたクエスパトラ+コノヨザルのようなバトン構築対策の滅びの歌や他のウェポンも考察の余地があると感じた。さすが環境トップということもあって、テンプレの型で雑に使っても非常に強かった。

 

コノヨザル@オボンの実

特性 : やる気

性格 : 慎重

テラスタイプ : 鋼

実数値 : 217(252)-136(4)-113(100)-×-140(140+)-112(12)

技構成 : ドレインパンチ 憤怒の拳 命懸け ステルスロック

 

HB-カイリューの特化鉢巻逆鱗確定耐え

HD-出来るだけ高く

S-電気玉投げつける型を使っていた際の最速スカーフサーフゴー抜きの名残だが、オボン型なら無振りにして耐久に回したほうがおそらく良い

 

 ステロ撒きの猿。他のステルスロック撒きを使った際に数的不利を取られてそれを巻き返せないという試合が多かったのだが、コノヨザルは立ち回り次第で1体近く持っていってくれることが多く、数的不利を感じることはあまりなかった。また雑に切るのではなく、一旦残しておく立ち回りを覚えたことで拾える試合が多くなったように感じた。テラスタイプはフェアリー技を半減できて、クエスパトラのルミナコリジョンを半減できる鋼とし、テラスタル前提のガブリアスが裏にいない場合は積極的に初手でテラスタルを切っていた。耐久調整は炎テラスだった時の名残であり、飛行テラバカイリューまで考えるとどうせテラスを切って逆鱗は半減となるので、これは再考の余地しかない。

 

ガブリアス@隠密マント

特性 : 鮫肌

性格 : 陽気

テラスタイプ : 電気

実数値 : 183-182(252)-116(4)-×-105-169(252+)

技構成 : 地震 テラバースト 流星群 剣の舞

 

 受け崩しの王。キョジオーン対策として流行していた隠密マントサーフゴーをメタるために、キョジオーンの裏にテツノドクガが控えていることが多いと感じ、その2体に有利を取れるガブリアスを採用した。電気テラスはキョジオーンの水テラスに対応できるだけでなく、キョジオーンとよく組まれているアーマーガアやイルカマンにも一貫するのが強かった。流星群は主にクレベース意識で採用し、実際にこの技が活きる場面が何度かあったが、火力重視で逆鱗やドラゴンクローでも良いと思う。火力が少し物足りないと感じた時もあったが、準速テツノドクガや最速イルカマンを考えて性格は陽気とした。

 

テツノドクガ@ブーストエナジー

特性 : クォークチャージ

性格 : 控え目

テラスタイプ : 草

実数値 : 165(76)-81-98(140)-191(108+)-131(4)-153(180)

技構成 : 炎の舞 エナジーボール マジカルシャイン ニトロチャージ

 

HB-特化カイリューのノーマルテラス鉢巻神速最高乱数以外耐え

HD-特化サーフゴーのシャドーボール乱数2発(2.7%)

S-最速87族、準速100族抜き

C-余り

 

 技範囲の鬼。ジバコイル+ヘイラッシャのようなタイプ受けサイクルを破壊できるように炎の舞とエナジーボール、素早さを上げて全抜き性能を一気に高められるニトロチャージは確定とし、最後の技は構築全体で重いドラゴンタイプ全般に撃てるマジカルシャインとした。このポケモンによく飛んでくる地面技のダメージ意識でテラスタイプは草としたが、環境次第ではヘドロウェーブサイコキネシスなどを採用したり、テラスタイプを水にしたりしても良いと思う。全抜き性能は高いと感じたが、(特にマジカルシャインのケアが人によって異なり)物理ポケモンとのテラス択が面倒で扱い方は難しいとも感じた。

 

 

ヘイラッシャ@食べ残し

特性 : 天然

性格 : 腕白

テラスタイプ : フェアリー

実数値 : 257(252)-121(4)-166(124+)-×-101(124)-56(4)

技構成 : ウェーブタックル 地震 欠伸 守る

 

HB-特化セグレイブの電気テラバースト、特化カイリューの鉢巻飛行テラバーストを守らないで残飯込み2耐え

HD-余り

(調整はうわっきーさんの配信アーカイブの概要欄のものをお借りしました。問題があれば削除いたします。参考元 : https://www.youtube.com/watch?v=AO-U5eK2Ewg&t=6499s)

 

 クッション枠のナマズ。このポケモンが入る前までは重かったアタッカーのカイリューや命の珠ミミッキュハッサム、イダイナキバ、イルカマンなどが多少軽くなり、構築の6枠目として採用して正解だったと思う。当初は地割れを採用していてヘイラッシャの地割れは十分強い技だと認識しているが、自分の経験上一撃技を採用するとプレイングが雑になる傾向があり、増加していると感じたジバコイルへの打点となる地震を採用した。この構築ではコノヨザルがキノコの胞子勢に睨みを効かせているので、テラスタイプは草ではなく電気セグレイブ意識のフェアリーとした。

 

【基本選出】

 コノヨザル+セグレイブ+ハバタクカミ

 

 キョジオーンや受けポケモンがいる場合はガブリアスの選出を検討する(ステロ+剣舞セグレイブでもフェアリーテラス以外なら一応押せる)

 基本はコノヨザル、セグレイブ、ハバタクカミ、ガブリアスの4体で考えて、その4体で重いポケモンがいる場合は適宜テツノドクガやヘイラッシャを選出するというイメージ(例えばテツノブジンはほぼ100%初手に来るので、初手にテツノドクガを合わせていた)

 

【重いポケモン

・鉢巻ドラパルト

・挑発ビルドコノヨザル

・ドドゲザン

 

【結果】

 最終867位 最終レート2014

 

【最後に】

 自身初のSVランクマッチということもあって、最終日にレート2000から1勝して最終3桁が確定した段階で保存してしまいましたが、最後8連勝できたこともありこの構築の限界はここではないと思っています。シーズン4は比較的時間が取れるので上位の方の構築記事を読んで勉強して、剣盾の最高最終順位の173位を更新する最終2桁を目標に頑張りたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!